工場の屋根カバー工法にかかる費用とメリット・デメリットを徹底解説
工場の屋根工事、少しでも費用をおさえて工事したいと思いますよね。
そこで今回は、屋根工事の中でも少ない費用で工事できる「カバー工法」についてまとめました。
カバー工法のメリット・デメリットや費用などを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
工場の屋根をカバー工法で工事するメリット・デメリット
カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を張り付ける工事のことです。
下地や屋根材を撤去する必要がないので、工事の費用や期間をおさえたい場合に向いています。
しかし、下地の劣化が激しい屋根にはカバー工法がおこなえません。
自社工場の屋根にカバー工法が施工できるかどうかは、専門業者に調査してもらいましょう。
以下では、工場の屋根をカバー工法で工事するメリット・デメリットを紹介します。
メリット
カバー工法のメリットは、以下の3つです。
- コストをおさえて屋根工事ができる
- 葺き替えよりも工期が短い
- 稼働したまま工事できる
既存の屋根材を撤去や下地の作り直しの必要がないため、コストをおさえて屋根工事ができます。
葺き替えよりも工期が短く、工場を稼働したまま工事できることもメリットです。
デメリット
カバー工法のデメリットは、以下の3つです。
- 耐震性が劣る
- 次回のメンテナンス費用が高額になる
- カバー工法後は火災保険が適用されない可能性がある
新しい屋根材の分だけ重量が増すため、建物への負担が大きくなり地震の影響を受けやすくなります。
カバー工法は、屋根構造が二重になっている状態です。工事後に雨漏りなどが発生した場合は、通常の屋根よりもメンテナンス費用が高くなります。
さらに、自然災害による屋根の破損でも、火災保険が適用されない場合もあります。
工場の屋根カバー工法にかかる費用
工場の屋根カバー工法にかかる費用相場は、以下のとおりです。
諸経費の目安は、工事費用の5~10%です。
工場の屋根形状によっては費用に差が出るため、専門業者に見積もり依頼をすることをおすすめします。
工場の屋根カバー工法を安くする方法
工場の屋根工事は面積が大きい分、どうしてもコストがかかってしまいます。少しでも安くカバー工法をしたいという方は、以下の方法を参考にしてください。
方法1.相見積もりを取って比較する
カバー工法の費用は、業者によってバラバラです。1社のみでは、安いのか高いのか判断できません。
複数の業者から見積もりを取り、費用を比較しましょう。最低3社から見積もりを取ることをおすすめします。
方法2.自社施工の専門業者に依頼する
自社施工の専門業者に依頼することも、費用を安くするポイントです。
自社施工なら中間マージンがかからないため、コストをおさえて屋根工事がおこなえます。
リフォームローンを取り扱っている業者なら、自社施工かつ施工実績があると判断して問題ないでしょう。
カバー工法は費用がおさえられる屋根工事だが検討は慎重に!
カバー工法なら、費用をおさえて工場の屋根工事がおこなえます。しかし、デメリットも多いため、十分な検討が必要となる工事です。
屋根専門業者に相談し、本当にカバー工法が適切なのかを調査してもらいましょう。
同時に葺き替え工事の見積もりを取って、カバー工法との費用差を比較してみるといいでしょう。
見積もりは最低3社から取って、適正価格で工事してくれる優良業者を選んでください。