浴室の扉を交換するには?DIYより業者にお願いするべき理由と修理にかかる費用
浴室の扉が古くなったため交換したい。
扉の開け閉めが難しいため修理か交換を考えている。
そんなあなたへ、浴室の扉を交換する方法と種類、 選べる扉タイプ、費用などについてご紹介します。
扉のタイプは、ご自宅にある浴室や家族構成によって向き不向きがあります。
タイプごとの特徴や交換方法が分かれば、ご自宅の浴室に合った扉の交換ができるでしょう。
扉を新調することで、浴室の雰囲気が明るくなります。
また扉の開閉もスムーズになり、ストレスなくお風呂の時間を楽しめるでしょう。
浴室の扉を交換する方法と種類
浴室の扉を新調する際に行える交換方法は以下の3つです。
• 扉のみ交換
• カバー工法
• 外枠と扉どちらも交換
それぞれ詳しくご紹介します。
扉のみ交換
扉のパネル部分が割れたり、ヒビが入ったりしてしまったときには新しく交換となります。
外枠や周りの下地に問題がなければ、扉のみの交換が可能です。
外枠は交換しないため、既存の扉と同じタイプの商品を見つけなければなりません。
販売元や商品の特定ができる場合、メーカーへ問い合わせましょう。
メーカーや商品の特定が難しい場合は、どんな扉に交換がよいのか業者に相談することをおすすめします。
カバー工法
カバー工法は古い外枠の上から新しい枠をかぶせて、扉を交換する方法です。
最も一般的な方法で、工期が短く費用も安く抑えられます。
外枠と扉どちらも交換が必要な際に、壁を壊すことなく取り付けが可能です。
ただし、カバー工法では敷居が高くなって浴室の出入り口に段差ができたり、扉部分のサイズが狭まったりします。
広い扉を維持したいときはカバー工法以外の方法を選びましょう。
扉や扉周りの状態によりカバー工法を適用できない場合があります。
たとえば古い外枠が歪んでしまっている場合や、扉周りの下地が劣化しているときなどです。
業者に扉や外枠を見てもらったうえで可能な交換方法を選択しましょう。
外枠と扉どちらも交換
外枠も扉も新しいものに交換する方法です。
カバー工法が適用できなかった場合や、カバー工法では理想の状態にならないときに行います。
外枠や扉周りの傷みが酷いときは、壁を壊して下地から作り直しです。
外枠と扉の交換だけでなく、壁の解体と作り直しも必要になるため工期が長くなり、費用も高くなります。
劣化の激しい外枠と扉周りを一気にリフォームして、きれいに仕上げられるのが魅力です。
扉のサイズを維持できるため、浴室の出入り口が小さくなるのを避けたい人にもおすすめします。
3タイプある浴室の扉の特徴
浴室に使用できる扉のタイプは以下の3つです。
• 開き戸
• 引き戸
• 折れ戸
それぞれの特徴をご紹介します。
開き戸
手前や奥に開けるタイプの扉です。
ドアの幅に合わせて手前と奥にスペースを確保する必要があるため、広い浴室に向いています。
開き戸は枠部分の溝が少なくシンプルな作りで、お手入れや掃除のしやすさが魅力です。
開き戸を使用する場合は以下の2点に注意しましょう。
• 浴室内で人が倒れたとき扉の開閉が難しくなる
• 脱衣所に扉が開くタイプは水滴が床に滴る
開き戸の注意点を知っておけば、もしものときのために対策ができます。
引き戸
襖のように横へ引いて開くタイプの扉です。
扉の前後にスペースを必要とせず、浴室や脱衣所を広く使えます。
最小限の段差で済むため、つまずきやすい高齢者や小さな子どもがいる家庭におすすめです。
ただし、設置する際に扉が入っていく引き込みスペースの確保が必要となります。
他の扉のタイプから交換する際、プラス料金が発生する場合があるため事前に業者へ確認が必要です。
引き込みスペースが十分になくても利用できる2枚戸や3枚戸なども販売されているため、好みや希望に合わせて検討しましょう。
折れ戸
屏風のような折りたたみ式の扉です。
扉の前後に空間が必要となるものの、開き戸ほど広いスペースを確保する必要はありません。
少ないスペースで開閉できて、狭い場所に設置が可能なためコンパクトな浴室におすすめです。
折れ戸は折りたたみ式ということもあり、折り目になる部分が故障しやすいです。
またレールや折り目に汚れがたまりやすいため、掃除をする際に手間がかかるでしょう。
折れ戸は折り目に手を挟むリスクがあるため、小さな子どもがいる場合は注意が必要です。
浴室の扉の交換にかかる費用
浴室の扉を交換する際にかかる費用は以下の表のとおりです。
扉タイプ | 費用 |
開き戸 | 約6万円 |
引き戸 | 約10万円 |
折れ戸 | 約7万円 |
扉の枠も交換する場合、さらにプラスで費用がかかります。
プラスされる費用の目安は1〜5万円ほどです。
扉の修理だけであれば1〜3万円、扉の交換だけであれば5〜8万円となります。
ただし、元の扉から別のタイプに交換する場合は業者ごとに費用が変動するため、必ず見積もりをお願いしましょう。
浴室の扉の交換をDIYより業者に依頼したほうがよい理由
浴室の扉を交換する際、個人で行うことはおすすめできません。
DIYより業者への依頼をおすすめする理由は以下の3つです。
• 扉の交換だけでは解決しない場合がある
• 扉の計測を正確に行うのが難しい
• 失敗した際に水漏れのリスクが高い
それぞれ詳しくご紹介します。
扉の交換だけでは解決しない場合がある
外枠の傷みや歪みが原因で扉の開閉が困難になっている場合があり、ドアの交換のみでは解決しないことがあります。
外枠の傷みや歪みは、扉周りの壁や下地も傷んでいる可能性が高く個人での対処が難しくなります。
専門の業者へお願いして扉の状態を見てもらうことで、個人ではわからない問題点にも気づいてもらえるでしょう。
扉の計測を正確に行うのが難しい
素人による計測は過不足が生じやすく、ぴったりと収まる扉の用意が困難です。
たとえ交換できたとしても隙間が生じたり、無理な力をかけないと扉が閉まらなかったりと不具合が生じる可能性があります。
扉の交換を行う業者はリフォームの専門家です。
ドアそのものや、開閉したときの扉の位置など正確に計測を行ってもらえます。
寸法の合った、開閉しやすい扉を設置するためには業者へ相談する方が安心です。
失敗した際に水漏れのリスクが高い
扉の交換に失敗してしまうと、隙間が生じて水漏れしやすくなります。
湯船に浸かった際に流れ出たお湯で、脱衣所が水浸しになることもあるでしょう。
集合住宅では階下へ水漏れが発生するリスクも生じます。
扉の再交換や水漏れの賠償などによる支出が増えると、最初から業者に依頼するよりもかかる費用が高くなるでしょう。
個人で扉の交換を行うよりも業者に依頼する方が、仕上がりがきれいで安心できる工事となります。
浴室の扉を交換したいときはリフォーム業者に相談しよう
浴室の扉は毎日使うものです。
水回りということもあり、水漏れやカビの発生などトラブルも多くなります。
そのため、浴室の扉の交換をDIYで簡易的に済まそうとせず業者へ相談しましょう。
リフォーム業者へ依頼することで、失敗のない仕上がりで理想の浴室扉に交換できます。
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