リフォームについて考えていると、家の装いが新しくなり気持ちよさそうだし、
最新設備になれば便利で使いやすそうだと、誰でも楽しみでワクワクします。
しかし、あれもこれもと欲張って工事を進めると、
予想外に出費がかさんで思いがけない事態になることがあるので注意しましょう。
予算目一杯の工事をするのではなく、
資金の8割程度を工事費に充てるつもりで検討しましょう。
- ローンを借りるのには、事務手数料・保証料・火災保険料などがかかります。
- 増築をする場合、建築確認申請の費用・増築分の登記費用などがかかります。
- 工事期間中に仮住まいをする場合、短期間でも家賃や引っ越し費用が必要になります。
- 在宅リフォームでも工事箇所によっては、
荷物を移動してトランクルームなどに預けるための費用が必要になります。 - 内装など表面的なリフォームを想定していても、
その内側の壁や土台や屋根裏など、基礎部分に傷みが見つかると、
補修や交換などの追加費用が発生します。 - 内装のリフォーム・間取りの変更・増築などをした場合、
家具・照明器具・カーテンなどを新調したくなるケースが多く、
想定外の出費が発生します。
「工事価格」の内訳は大きくわけて、材料費と人件費で構成されています。
設備のグレードを上げると材料費が高くなるだけでなく、
その作業ができる経験ある職人(あるいは人数や日数)の確保が必要になり、
人件費も高くなる場合があります。
したがって、見積書を受け取ったときには、
工事「一式」として金額提示されているものより、
設備ごとに細かく表示されているものを見ながら検討すれば、
あとで「想定外の額になった」という後悔が少ないでしょう。
見積もりに、設備の器具や材料ごとの単価や数量が具体的に表示され、
工賃(人件費)などの明細を表記している業者は、トラブルも少ないようです。
工事は、内容と費用が複雑に関係します。
自分の予算が「これ以上は無理」とはっきりしている場合、
その金額をしっかり伝えた方が、業者にとっても代わりの方法を探しやすくなります。
同じ費用内でどうやって希望に近づけるか、
その会社ごとに得意技やアイデアを駆使して、代替案を考えてくれるでしょう。
工事費の支払いは、少額の場合は工事後に完成をチェックしてから行います。
大きなリフォームで高額になる場合は、
契約時・工事途中・竣工後の3回ぐらいにわけて支払うのが一般的です。
ローンを組む場合、融資時期を確認しましょう。